暑くなってくるとワキ汗や汗のニオイが気になってきます。
抑えるには制汗剤が効果的なのでしょうが、化学成分が含まれているので使い続けるとよくないという話を聞いたので、代わりになるものがないか調べたところ「ミョウバン」の事を知りました。
・硫酸アルミニウムカリウムのこと。
・乾燥させたものは、「焼ミョウバン」と呼ばれる。
・アク抜きや煮崩れ防止などに用いられる食品添加物。
・無色、または白色の結晶や粉末状。
・味は少し渋い。
スーパーでは漬物のコーナーで見かけます。
・ミョウバン、もしくは焼きミョウバン:5g
・水:150ml
・空のペットボトル
1・容器に焼ミョウバンを入れたら、水を入れてよく振って混ぜる。
2・水に溶けにくいため、そのまま1日ほど置く。
3・ミョウバンが溶けて無色透明になると「ミョウバン原液」の完成。
ただし、高濃度のミョウバン原液は金属を腐食させる場合があるので、注意する。
使用する際は、ミョウバン原液を水で10倍前後に薄めて、「ミョウバン水」にしてから使用する。
・手でワキに塗るか、スプレーで吹きかける。
・ティッシュやタオルに染み込ませて、ワキを拭く。
他にも、体中、加齢臭や足のニオイなどにも使用できる。
・肌に優しい天然成分だが、すべての人にアレルギーが起こらないとは限らないので注意する。
・肌の弱い人は、使用する前にミョウバン水を腕の内側などに塗り、パッチテストを行う。
・ミョウバンを水で溶かすと酸性になり、殺菌効果がある。
・ニオイは、皮膚の常在菌が汗に含まれるタンパク質や脂質を分解することで発生する。
これらの雑菌はアルカリ性の環境を好む。
・酸性のミョウバン水で、雑菌の繁殖を抑えることができる。
・ミョウバンには収れん作用があり、肌を引き締めて、汗を抑える。
・スキンケアとしてニキビ予防にも使用できる。
冬でも暖房で汗ばむ事もあるのですが、ミョウバン水を化粧水代わりにすると顔の皮脂のベタつきが
少なくなるので便利です。
基本的には原液を10倍に薄めて、「ミョウバン水」として使いますが、
ワキ汗対策として使う場合、様子を見て、効果が薄いと感じたのならば濃くしていきます。
1・通常はミョウバン水は10倍に薄める。
・効果が薄いと感じたのならば、濃い目にしてワキに塗るか、スプレーしてみる。
・段々濃くしてみて、最後は原液そのままで使ってみる。
2・もしくは、焼ミョウバンを潰して粉にして、そのままワキに塗る。
これでダメなら、ミョウバンの限界という事になると思います。
さすがに天然成分ですから、市販品には劣りますが暑くなりはじめくらいなら、そこそこ使えると思います。