いくつになっても、多くの人は虫歯からは逃れられません。
私もよく悩まされます。
虫歯予防について、何かないかと調べていたら「重曹はアルカリ性のため、歯磨きなどに使うと酸性になった口内を中和してくれる」という情報に行き当たりました。
重曹を使うことで、「酸性になった口内を中和して、歯の再石化を促し、虫歯予防・口臭予防の効果」もあるそうです。
ただ、ハミガキの仕方を間違えると、かえって歯によくないとか。、
「虫歯予防」という、嬉しい効果を持つ「重曹ハミガキ」についてまとめてみました。
そもそも「重曹」とは
・「化学名:炭酸水素ナトリウム」
「重炭酸ソーダ」を略して「重曹」
・重曹を水に溶かした重曹水は「弱アルカリ性で酸を中和する作用」がある。
・人体に無害。
・粒子が硬く細かい。研磨作用がある。
1・口の中は、基本的には中性に保たれるようになっている。
2・しかし、何かを食べると口内は酸性へ傾く。
3・口内が酸性になると虫歯のリスクが上がる。
※・重曹はアルカリ性なので酸性に傾いた口内を中和し、虫歯になるリスクを下げる事ができる。
口臭も口の中が酸性に傾く事が原因の一つのため、同じく予防になる。
●重曹には強い研磨作用がある
ハブラシで強く擦ってしまうと歯の表面が削れたり、傷ついてしまうことがある。
歯の表面に細かい傷をつけてしまうと、逆に汚れがつきやすくなってしまう。
●塩分が摂りすぎになる心配がある
・重曹には「ナトリウム(塩分)」が含まれているため、塩と同じ「しょっぱい塩味」がする。
・重曹は害はないので、飲み込んでしまっても大丈夫とはいうものの、口の中に入れると、塩分を過剰に摂取してしまう可能性がある。
・塩分制限がある人は注意が必要。
「ハミガキのために、口に入れるだけで飲み込むわけじゃないのに?」と思いましたが、飲み込まなくても、口の中の粘膜から塩分は吸収されるそうです。
そのため、飲み込まなくても「塩分の過剰摂取の可能性」があるので注意が必要だそうです。
高血圧など塩分制限のある人は主治医を相談したほうがいいそうです。
口に含んでいるだけで、可能性とはいえ「塩分の過剰摂取」の心配がある事に驚きました。
重曹ハミガキのやり方
●粉のまま
ハブラシを濡らし、軽く振り掛ける。
または、濡らしたハブラシを重曹に軽く当ててくっつける。
目安は一つまみ程度。
●重曹ペースト
重曹に水少しずつ足して、ドロッとしたペースト状にする。
少量をハブラシに乗せる。
目安は米粒程度。
・ハブラシに重曹をつけたら、弱い力で優しく歯を磨く。
掃除に使えるほどの研磨力なので、なるべく力を入れないで優しく磨く。
・使いすぎも良くないので週に1回くらいにする。
しかし、せっかく虫歯予防の効果を持つなら、もっと使いたいけれど、重曹の研磨作用を考えると、毎日はよくないそうです。
そこで、研磨作用の強い粒子のままがダメならばと、「重曹水」を使うようにしてみました。
重曹水も弱アルカリ性で酸性を中和してくれます。
●重曹水
・「水100~200ml」に「重曹を小さじ1/2」をよく溶かす(少ししょっぱい程度)。
・ハブラシを漬けながら磨く。
1・まず、歯磨き前に重曹水を口に含み、30秒ほどクチュクチュうがいをする。
こうする事で、歯垢が緩んで取れやすくなる。
2・ハブラシに重曹水を付けながら磨く。
ただし、使った後のハブラシを漬けるので、重曹水が汚れてしまう欠点がある。
気になる場合、別の容器に「漬ける用の重曹水」を小分けにして使う。
汚れてきたら、新しい重曹水に交換する。
3・歯磨き後に、重曹うがいをして口の中に重曹の効果を残しておく。
●最初に、重曹水を2つのコップや容器に分けておくといいと思います。
「ハミガキ前後のうがい用の重曹水」と「ハブラシを漬ける用」
●「2・ハブラシに重曹水を付けながら磨く」場合、
そのまま「使った歯ブラシを漬ける」というのが気になったので、
1:3つ目の水の入ったコップを「すすぎ用」として置く。
2:歯を磨いたら、ここですすいで、水気を切ったハブラシを重曹水に漬ける。
という、やり方もしてみたのですが、コップが場所をとるし、いちいちすすぐのが面倒になったので、そのまま漬けるスタイルに戻りました。
●しかし、最近はまた別のやり方でハミガキしています。
・重曹水をごく少量口に含んで、そのままハミガキする。様子を見て、時々口の中の重曹水を交換する。
・口内の酸性に反応してか、重曹水が泡立つ時もある。
・ただ、このやり方だと、塩分の心配がありそうです。
終わりに
個人的な感想ですが、一応効果はありました。
虫歯はまったくなくなったというわけではありませんが、重曹水を使う前よりは減りましたし、歯石は少なくなったと思います。
歯石のクリーニングは重曹を使う前は2回通わなくてはいけなかったのに、1回で済むようになりました。