月経で血液が失われると「だるさ・眠気・疲れやすい・肩こり・頭痛・めまい・立ちくらみなど」の貧血と思われる症状があります。
市販の鉄剤や鉄分のサプリメントを飲むと、少し楽にはなるのですが、月経が来るとまた体調不良になってしまいます。
一進一退というところでしょうか。
そこで、自分が本当に貧血かどうか、鉄分の状態はどうなっているのか、血液検査を受けてみました。
――本命は、市販のものより、はるかに鉄分量が多いという鉄剤を処方してもらえたらいいなと思ってました。
今回の血液検査の項目について、調べてみました。
●血液
・白血球数(WBC):血液中に含まれる白血球の数
・赤血球数(RBC):血液中に含まれる赤血球の数。
・血色素量(Hb):血液中に含まれるヘモグロビンの量。この数値で貧血かどうか判断される。
・ヘマトクリット(Ht):血液中の赤血球の割合。
・MCV(MCV):赤血球1個当たりの「平均的な大きさ」
・MCH(MCH):赤血球1個当たりの「平均ヘモグロビン量」
・MCHC(MCHC):赤血球1個当たりの「平均ヘモグロビン濃度」
・血小板数:血液中の血小板の数。
●生化学
・鉄(Fe)血清鉄:血液中の鉄の量
一般的には「血色素量(ヘモグロビン)」が基準値以下かどうかで、貧血どうか判断されます。
●結果は「12,8g/dl」で「貧血ではない」でした(基準値・男性:13.6~18.3、女性:11.2~15.2)
異常がないのは本来はいいことなのですが、更なる体調回復のため、(本命として)鉄分量の多い鉄剤を処方してもらえたらという気持ちがあったので、ヘモグロビンが基準値内で貧血とは判断さないため、薬(鉄剤)を処方してもらうことが出来ないという、素直に喜べない結果でした。o(TヘTo) くぅ
個人的には、鉄剤を処方してもらうために、血液検査を受けたようなものなので……。
「白血球・赤血球・血小板」は聞いたことがありますが、それ以外はよく分からなかったので、改めて調べてみました。
●血液
・ヘマトクリット(Ht):血液中の赤血球の割合。
赤血球はヘモグロビンを含んでいますので、割合が少ないと貧血の可能性があるそうです。
ちなみに数値が高いとドロドロしていることになるので血栓ができやすいそうです。
・MCV/MCH/MCHC
赤血球1個当たりの平均的な「大きさ」MCV
赤血球1個当たりの平均的な「ヘモグロビン量・ヘモグロビン濃度」MCH/MCHC
その数値から、貧血の種類を診断するのに用いられるそうです。
例えば、鉄分が不足していると、
1・材料不足のため、ヘモグロビンが作れなくなる。
2・ヘモグロビンから作られる赤血球も作れなくなるため、「小さくなったり・数も減ったり・濃度も薄くなる」
ということから、貧血の種類の判断に使われるそうです。
●生化学
・鉄(Fe)血清鉄:血液中の鉄の量。
血液中にあるヘモグロビンの材料となる鉄分の量。少ないと貧血の可能性があるそうです。
女性は 11g/dl 以下、男性は 13g/dl 以下で「貧血」と判断される。
しかし、この程度ではほとんど自覚症状はない。
男女とも 10g/dl 以下になると、「中等症から重症の貧血」で、だるさ、頭痛・肩コリなどの貧血症状が表れる。
軽度の貧血:10~12g/dl、
中程度の貧血:7~9g/dl、
重度の貧血:4~6g/dl
・女性の場合、大体は「11~11.2以下」が貧血とされていますが、病院やクリニックによって「12以下」の場合も多い様です。
・1つだけでしたが、「13以下」で貧血。女性でも「13以上」は、あったほうがいいという情報もありました。
●基準値は「中心の95%の人の範囲内」ということなので、あくまで参考程度にということらしいです。
検査方法によって、多少数値が変わるそうです。
個人的には、月経で血が減ると貧血の症状があるので、ヘモグロビン値はもっと少ないと思ってました。
ただ、6ヶ月少々、市販の鉄剤やサプリを飲み続けていたので、少しはヘモグロビン値が増えていたのかもしれません。どれぐらい増えたのかは分かりませんが。
(飲む前は、もう少し引低くかったのかも? もしかしたら「12以下」だったのかも?)
貧血とヘモグロビンを調べていると、「フェリチン値」にたどり着きます。
フェリチンは最も早く低下し、ヘモグロビンは最後に低下するらしいです。
フェリチンが減少してから、ヘモグロビンが減少するので、体内の鉄分であるフェリチンが減ると「潜在的な貧血」であり「隠れ貧血」となります。
ヘモグロビンが基準値内でも、貧血の可能性はあります。
ただ、普通の血液検査ではフェリチンは検査されないのが難点です。
今回、産婦人科のクリニックで「貧血っぽい」と伝えて血液検査をしてもらいました。
「じゃあ、鉄分関係の項目を調べましょう」ということで、なんとなく「あるかな」と思ってしまったのですが、検査結果の用紙に「フェリチンの項目」はありませんでした……。本当に一般的ではないようです。
異常なしというのはよかったのですが、「本命の」鉄剤を処方してもらえないのいうのは残念でした。
それと自覚はなかったのですが、診察してもらったところ、経血量が多い方だったらしく「少しは貧血もあるかも?」「月経不順での体調不良もありそう」ということで、薬(鉄剤)は出せないけど「漢方薬で様子見しましょうか?」となりました。