汗をかく時期に多い「あせも」とはどんなものなのか?予防や治し方はあるのか?

かゆい

暑い時期になると背中に「あせもができた」という人も多いと思います。
私もいつもではないですが、背中辺りが蒸れるとあせもになります。

「汗で蒸れてかゆくなる」くらいの認識でしたが、改めて調べてみました。

あせも(汗疹)とは

・大量の汗をかいた時に、汗を排出するための菅が詰まり、汗が皮膚の中に滲み出して発疹ができる。
・あせもは汗腺の炎症
汗腺の出口がブツブツと赤くなる

・汗を排出する出口が詰まり、皮膚に閉じ込められることで発疹が起こる。

発疹とは、皮膚に突然現れる変化(かぶれ、じんましんのように急に出る皮膚の変化)
 最初は、かゆみがある場所に、小さなブツブツとしてあらわれる。

あせもの主な症状

・赤くポツポツとした小さな発疹。
・かゆみ。

あせもは、汗が多い場所や肌が密着する蒸れやすい場所に多くできる

・発熱、高温多湿、通気の悪い服などで汗を大量にかくと起こる。

・脇の下、肘や膝の裏、足の付け根
・腕や太ももの内側。
・顔、額、首まわり。

夏は背中にあせもができます。
確かに蒸れる場所です。

あせもの治し方

あせもは「皮膚を清潔にし、涼しい場所で大量に汗をかかないように」すれば、1週間ほどで治るそうです。

・汗をこまめにタオルやハンカチで優しく押さえる様に拭き取る。
・濡らしたタオルやおしぼり、ウェットティッシュやボディシートなどで拭くだけでもいい。

・汗をそのままにしていると出口が詰まってしまうので、こまめに拭き取る。
・汗がべたついていると詰まりやすくなる、

・汗に濡れた肌着を取り替える。着替え用の肌着を用意しておく。
・衣類や肌着は、汗を吸収し、通気性のよい物にする。

・シャワーを浴びて汗を洗い流す。
温めるとかゆみが強くなるので、シャワーだけかぬるめのお湯を使う

強いかゆみがある場合は、引っかいて傷を作ってしまう前に市販薬を塗り、炎症を鎮めた方がいい
・引っ掻き傷を作ってしまうと、そこから細菌感染してしまったり、悪化して水ぶくれになる場合がある。

ベビーパウダーは使わない方がいい?使ってもいい?

あせも対策といえばベビーパウダーだと思っていたのですが、今は基本的にはベビーパウダーはあまり使用されていないそうです。

その理由が「ベビーパウダーの細かい粒子で汗腺が詰まる」と言われているみたいです。
そういえば、確かに聞き覚えがあるかも? でも、本当に詰まるのか?

しかし、「汗腺が詰まるというのも科学的な根拠ない」らしいです。

要は、使い方。

・ベビーパウダーを塗るパフや手は清潔にする。
・パタパタと叩く様にはたかず、そっと優しく押さえるようにする。
・つけすぎない

正しい使い方であればあせもに使ってもいいそうです。

ちなみに、現在ではベビーパウダーよりも、塗り薬が主流らしいです。
ベビーパウダーよりは、効能効果にあせもがある市販薬の方が効果は高そうです。