寒い季節に流行する「インフルエンザ」とは、どういうものなのか?

風邪・インフルエンザ

インフルエンザといえば、ニュースなどでよく聞く事くらいしか知らなかったので、改めて少し調べてみました。

そもそも「インフルエンザ」とは?

・インフルエンザ (Influenza)
・インフルエンザウイルス感染による呼吸器系の疾患

・インフルエンザは発症後、その多くは1週間ほどで症状 は回復する。

「インフルエンザ」の種類

・インフルエンザウイルスには、A型、B型、C型の3つの型がある。

・このうち、A型とB型が大きな流行の原因となる。
A型はウイルスの形を変化させて進化し続けるので、同じシーズンに複数回感染することもある

・C型は、A型やB型に比べて症状・感染力ともに弱く、軽い風邪のような症状ですむ。
 C型は、一度感染すると終生免疫がつくという特徴がある。

一般的に見られるのは2タイプ

・インフルエンザA型(H1N1とH3N2)
  高い危険性を持ち、変異しやすい。
  常に変化して、毎年流行する型が変わる。
  感染力が非常に強い。
  広範囲に流行する。

・インフルエンザB型(Yamagata, Victoria)
  感染しやすい。
  A型と比べて症状や感染力が弱く、軽い風邪のような症状で済む。
  A型ほどの重篤さはない。

何故、「インフルエンザ」になるのか?

「インフルエンザ」の感染経路は?
飛沫感染や空気感染
・インフルエンザは、咳、くしゃみ、鼻水などの飛沫を通じて容易に感染する

・感染してから症状が現れるまでの期間は約1~2日間

「インフルエンザ」の症状は?

・38度以上の高熱、倦怠感、頭痛、悪寒、筋肉痛、喉の痛み、咳、鼻水など。
・風邪に似た症状。
・通常、1~2週間で改善する。

速やかに医師の診察を受けることが大切
・症状が重い場合、肺炎や脳症といった重い合併症を引き起こすことがある。

「インフルエンザ」を予防するには?

インフルエンザの感染予防
・手洗い
・マスクの着用
・ワクチンの接種など。

「インフルエンザ」にかかった場合は、どうすればいい?

インフルエンザを早く治すには
・インフルエンザを重症化させないためにも、なるべく早く病院に行く。
発症後48時間以内に抗インフルエンザウイルス薬(タミフルやゾフルーザなど)を服用する。

・こまめな水分補給。
・消化の良い食事。
・部屋を加湿。
・十分な休養。

・インフルエンザに効く市販薬はない。
市販薬では、熱を下げるなどの症状を緩和するしかできない
・効果があるのは、医療機関で処方される抗インフルエンザ薬だけ

※注意点
・解熱剤はアセトアミノフェン製剤を使う。
・それ以外のNSAID(非ステロイド性消炎鎮痛剤)を使用すると、インフルエンザ脳炎になるおそれがある。