インフルエンザの予防注射をしてもインフルエンザにかかってしまう。「インフルエンザワクチン」の効果とは、どれくらいなのか?

風邪・インフルエンザ

寒い時期になるとインフルエンザが流行します。

インフルエンザの予防注射はした方がいいのでしょうが、いいオトナですが注射は痛いのでためらってしまいます(; ̄^ ̄)

それに「予防注射」と言っても、予防の効果はやや心もとなく、どちらかといえば「インフルエンザになってしまった場合の症状が軽くなる」という効果の方がメインと聞いた事がありました。

実際の所はどうなのか、調べてみました。

そもそも「インフルエンザ」とは?

・インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気。
・インフルエンザウイルスの潜伏期間は、1~4日と非常に短い。

・1〜3日の潜伏期間の後、
 急速に、38℃以上の高熱、筋肉痛、関節痛、頭痛、全身倦怠感などの症状があらわれる。
 普通の風邪と同じように、のどの痛み、咳、鼻水などの症状もある。

・季節性インフルエンザの流行は、12月~3月ごろ。

「インフルエンザワクチン」の効果は、どれくらいあるのか?

・インフルエンザワクチンを打っても、かかる可能性はあるが、重症化や合併症を予防する

・インフルエンザに「絶対にかからない」というわけではないが、「発病の予防」や「重症化の予防」には、一定の効果がある

・インフルエンザワクチンは、インフルエンザに絶対にかからないというものではない
 抗体による免疫で「症状の発症を防ぐ」、または「軽くするために」接種する

1・インフルエンザウイルスが、眼、口、鼻の粘膜から「感染」する
2・数日の潜伏期間の後、発熱や関節痛などのインフルエンザの症状があらわれる。
3・症状があらわれた状態を「発病」と言う。

・インフルエンザの予防接種をした場合、インフルエンザにならない確率は、およそ50~60%
 インフルエンザにならない確率は、それほど高くはない
 しかし、重症化を予防する効果は高い

やはり、予防効果はあまり高くないようです。
聞いていたとおり重症化させない効果が大きいようです。

・インフルエンザ予防注射は、血液中に抗体を作り、体にウイルスが広まらないように抑える
 ウイルスは粘膜から侵入するが、抗体は鼻粘膜にはあらわれないので、感染を予防するのは難しい。
 あくまでもワクチンは症状を軽くするためのもの

・インフルエンザワクチンは、流行が予測されるウイルスに合わせて製造されている
 毎年インフルエンザウイルスの株が違うため、毎年ワクチンを接種する必要がある。
免疫が作られるまでに2週間ほどかかる。 

「インフルエンザワクチン」の副反応とは?

●多くみられる副反応
・大体、ワクチン接種後24時間以内にあらわれる。
・接種した場所(局所)の赤み、はれ、痛み、発熱や倦怠感など。
 10~20%で起こるが、通常2~3日で消失する。

●インフルエンザワクチン接種後に、軽い風邪のような症状が出る場合がある

・ワクチンによって免疫が刺激されている。副反応の一種。
・症状:微熱、咳、鼻水、だるさ、倦怠感など。
    通常、数日中に症状は消失する。

まれに、
・アナフィラキシー様症状(発疹、じんましん、赤み、掻痒感(かゆみ)、呼吸困難など)がある事もある。
・アナフィラキシーなどの急な副反応は接種後30分以内に出ることが多い