肩こりは「肩の辺りの筋肉が凝る」事らしいので、「筋肉が硬くなる、凝る状態」について調べてみました。
筋肉が硬くなるのは、60分以内に始まる。
90分以上同じ姿勢を維持すると、筋肉が急に硬くなる。
筋肉が硬くなると、凝りやだるさなどの症状があらわれる。
筋肉の凝りは、筋肉の緊張状態が慢性化したもの。
「こり」とは、日々の生活による緊張や疲労が積み重なった結果、筋肉が収縮して太く、硬くなった状態。
●主な原因その1:「筋肉疲労」
・長期間、同じ姿勢を続けた筋肉の疲労。
・長時間の緊張状態で、筋肉が硬くなる。
・「筋肉の緊張状態」とは?
デスクワークで長時間、同じ姿勢を続けたりなど。
同じ姿勢を続けて、高や首、背中といった特定の筋肉ばかり使い続けている。
・人間の頭の重さは、大人で6~9kg(体重の約1/8)、両腕の重さは8~10kgといわれる。
・デスクワークなどで同じ姿勢を続けていると、首や肩、背中に重さがかかり筋肉が緊張する。
●主な原因その2:「血行不良」
・凝りの原因は、主に血液循環の悪さ。
・血行が悪くなると筋肉の酸素・栄養が不足し、疲労物質が蓄積する。
・筋肉は疲労物質が溜まると硬くなる性質を持つので、筋肉が凝る事になる。
・血行が悪いと、筋肉の中に発生した乳酸が流れずに筋肉内にたまってしまう。
筋肉に届く酸素の量も減る。
さらに乳酸が作られ、筋肉が硬くなって、コリを感じる。
1・筋肉が緊張で硬くなると血流(酸素や栄養を運ぶ)が悪くなって、筋肉が酸素や栄養不足になる。
2・「疲労物質の乳酸」や「痛みを生み出す発痛物質」などが作られ、神経が刺激されて凝りを感じる。
・筋肉を硬くしないために、適度に動かすことが大切。
・ストレッチなどで筋肉の緊張を和らげ、血流を良くする。
肩の筋肉である三角筋の回復時間は、一般的に48時間程度。
筋肉の回復時間は部位や個人によって異なる。
筋肉の回復時間の目安
●胸筋、背筋:72時間程度(約3日間)
●上腕二頭筋、上腕三頭筋:48時間程度(約2日間)
●腹筋、ふくらはぎ:24時間程度(約1日)
筋肉は一気に回復するのではなく、徐々に回復していく。
筋肉痛は、筋繊維が傷つき修復が終わっていないというサイン。
筋肉を回復させるには、適切な栄養摂取と休養、適度なストレッチなどが大切。
●硬くなった筋肉を改善するには?
・ストレッチや運動などで血行を良くする
・肩や首を温めることで、血液の流れがよくなる
・身体に負担のない運動をする
・筋肉に負担をかける姿勢を続けない
肩こりを改善するには、運動とタンパク質の摂取が有効。
筋肉を補修するたんぱく質を摂取するとよい。
●プロテインの効果
・筋肉組織の修復
・筋肉の強化や血流の改善に効果的
・肩こりを予防・緩和。
・筋肉成分の多くを占めるアミノ酸が含まれていて、筋肉の修復。
●クエン酸(乳酸の分解を促す)
・疲労物質の乳酸を分解する効果がある。筋肉疲労を回復させる。
・梅干しやレモンなどの柑橘類、酢などに多く含まれる。
・肩こりは慢性的に筋肉が疲労している状態のため、クエン酸が不足すると肩こりが改善しにくい。
●僧帽筋を鍛えることで、肩こりを解消が期待できる。
原因のひとつである冷えや血行不良も改善されて肩こりが緩和される。
●肩こりに関係する主な筋肉
・僧帽筋
・肩甲骨の奥にある肩甲挙筋(けんこうきょきん)
・菱形筋(りょうけいきん)など。
筋トレで肩まわりの筋肉を鍛える事は、肩こり解消につながる。