「熱中症」や「脱水症」にならないために、水分補給は大切ですが水だけを飲みすぎると「水中毒」という症状に陥ることがあるそうです。
「水中毒」とは、どんなものなのか
水分のみを過剰に摂取した症状。
- 大量の水分を摂取した時、血液の塩分濃度(ナトリウム)が低下することが原因。
コーヒーやお茶、ジュースでも、血液の塩分濃度(ナトリウム)が薄くなってしまうため、水中毒は引き起こされてしまうそうです。
水中毒を引き起こす水分の飲み方
- 1日に「3L以上」
- 短時間(1時間以内)に「1L以上」
コップ1杯が「約200ml」なので、5杯で「約1L」。
1時間以内に「5杯以上」だと、間隔としては「10分以内に1杯ずつ」だと、危険ということでしょうか。
もっと簡単に「500mlのペットボトル2本以上」と考えると、意外と飲めてしまいそうです。
「水中毒」の症状
軽度なものは、めまい、頭痛、吐き気、むくみ、疲労感といった症状。
重度になると、意識障害、嘔吐、痙攣といった症状が起こる場合もあるそうです。
水は「できるだけ多く飲むほうが健康にいい」と聞いていましたが、取り過ぎも危険なようです。
「水中毒」にならない対策
- 一度に大量に飲むのではなく、小分けして数回に分けて飲む。
体が1回に吸収できる水分量は「200~250ml」なので、それ以上の量を飲んでも、尿になって排出されてしまうそうです。
そして、水分が吸収されるには「30分程」。
のどが渇いている時、ゴクゴクと一気に飲んでしまいがちなので、気をつけたいと思います。
ちなみに、飲んだ水分が尿になるまでには「3~6時間」かかるそうです。
経口補給液の作り方
- 水:1L
- 砂糖:大さじ2~大さじ4と1/2(40g)
- 塩:小さじ1/2(3g)
1日の目安量は「500ml~1Lまで」です。
普通なら美味しくありません。
ただし、体内の塩分濃度(ナトリウム)の影響で、「脱水症状」になると美味しく感じるそうです。